エンジニアブログ

東京、島根、秋田を経験したボクが「五城目を選ぶ理由」

株式会社ウェブインパクト 五城目コアリーダー 秋元悠史

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書き手:秋元悠史さん

秋田県の五城目(ごじょうめ)町に移り住んでから丸1年が経ってなお、なかなか慣れないことがある。それは、「自己紹介」だ。自分自身のプロフィールを一言で説明することができない。

秋元:「はじめまして、秋元です。1年ほど前に五城目町に移住しました。東京に本社のあるIT企業の(株)ウェブインパクトの五城目唯一の社員として、秋田県が主催する起業家育成支援事業の事務局を務めています」
相手:「五城目町のご出身なんですか?」

秋元:「いえ、出身は県南の大仙市(旧神岡町)です。縁あって五城目を選びました」
相手:「SEなんですか?」

秋元:「いえ、エンジニアの会社で数少ない非エンジニアです」
相手:「移住前からウェブインパクトにお勤めだったんですか?」

秋元:「いえ、五城目町に移住してからです」
相手:「五城目に来る前もITの仕事をされていたんですか?」

秋元:「いえ、新卒で1年半ほど東京でエンジニアをしていましたが、それから島根県の離島で公立の塾のスタッフを5年半ほどしていました」
相手:「え、島根の離島? ああ、壱岐、でしたっけ」

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壱岐(いき)じゃなくて「隠岐(おき)」です

秋元:「いえ、それは長崎です……隠岐です、海士町(あまちょう)という後鳥羽上皇がご配流された島です……」

説明能力の欠如も一因であるにせよ、すんなりと理解してもらえるキャリアでないことはこの1年でつくづく分かった。

「今はなにをされているんですか?」

という質問も実は厄介だ。ウェブインパクトの仕事をしているといっても、フルタイム社員ではなく、個人で関わっている仕事が幾つかあるので、きっちり伝え切ろうとするとやや複雑な話になる。元来が生真面目な性格なので、つい一から十まで説明したくなるからややこしいのだろう。最近は「聞かれたら答える」スタイルを模索中だ。

例外的に、割とスムーズに答えられる類の質問もある(スムーズ=シンプルというわけではない)。

「なぜ五城目に移住されたんですか?」
「移住先としての五城目の魅力ってなんですか?」

五城目について聞かれたときに回答している五城目の魅力をまとめてみた。

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私が働くBABAME BASEは廃校を利用したシェアオフィス

人の縁がたまたま重なっている

きっかけとしてはこれに尽きる。以前住んでいた海士町でつながった縁や、東京にいた頃に「秋田」という共通点でつながった縁が、不思議と重なったのが五城目町だった。五城目の移住者の元に遊びに来た人が僕の知り合いだった、ということも何度かあった。
元々秋田にUターンをするつもりだったけれど、候補地が幾つかある中で、「人の縁があれば何とかなるだろう」と思えたのが最後の後押しになった。実際、移住してウェブインパクトに出会ったのも五城目の人の縁によるものだ。環境に恵まれた五城目という場所に開発拠点を立ち上げること、また、県の委託を受けて起業家育成支援事業の運営をするというミッションを授かれるなんて、県内でもなかなかない機会だと思っている。

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民間で好き勝手やっている感じが楽しい

以前住んでいた海士町というところは人口2300人程度、五城目町の4分の1ほどになる。行政に素晴らしいプレイヤーが多く、彼らが中心になり、全国から集まった移住者もそれに加わって、一丸となって島の生き残りをかけた挑戦を仕掛け続けている。

一方、五城目町は行政主導で仕掛けている、という類ではない。廃校を活用したインキュベーションオフィス「BABAME BASE」や地域おこし協力隊の募集なども、行政はきっかけづくりをするものの、その行く先を行政として綿密な計画を立ててコントロールしている印象はない。むしろ、民間のプレイヤーがそれぞれの思惑で好き勝手にやっている結果、なんとなく面白いことがぽこぽこと生まれつつある、という感じ。

「BABAME BASE」があるから仕事が楽しい

先に紹介したBABAME BASEには、現在13社が入居している。業種は教育、組織開発、広告代理店、キイチゴビールの開発・販売、美容室(!!)と様々だ。強調したいのは、入居企業同士の横のつながりがあること。会社の垣根を越えて仕事を進めたり相談ができたりする環境があるのは、本当にありがたい。ウェブインパクトとしても個人としても、単独で完結する仕事より、協働して取り組むことが多い。だから、仕事の幅が広がっていく面白さがある。
自分ひとりではできないけれど、みんなとならできるかもしれないことって、実はたくさんある。五城目には、所属する組織に依存せず、得意なこと、他人に頼まれなくてもついついやってしまうことを持ち寄って、仕事をつくる人たちが多い。やりたくもないことを仕方なくやり、その我慢料としてお金をもらうなんて働き方はなるべくしたくない、という人が自然と集まった結果なのだと思う。

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ウェブインパクトのオフィスは、校長室を利用

思った以上に生活しやすい

五城目はイオンスーパーセンターがあり、地元のスーパーもあり、朝市まである。飲食店も思ったより選択肢があり、生活に必要なものは車で20分以内にだいたい収まるのがありがたい。温泉も町内に3か所あるし。
県庁所在地である秋田市にも車で40分程度と通いやすく、文化的な生活も享受できる。こういう環境においては、ウェブインパクトのノマドワーキング制度(出社の義務なし)がその効力を抜群に発揮してくれる。打ち合わせで市内に出てすぐに帰社しなければ、という煩わしさがない。今も、午前中に秋田市内で資料を受け取った後、Wi-Fiのつながる市内の素敵なカフェでおいしいコーヒーを飲みながらこの文章を書いている。

もちろん、五城目という町をどう見るかは人によって異なる。わかりやすい観光名所やレジャースポットがあるわけではないので、「こんな町の暮らしのどこが面白いのかわからない」という人もいると思う。冬は雪だって降るし、日本海側特有のどんよりした空に気が滅入ることもある。「別に五城目じゃなくてもほかにも面白いイナカがあるよ」という声もあるだろう。

でも、例えばここに書いてあることの中に琴線に触れるものがあるなら、ぜひ休みを利用して一度五城目に遊びに来てみるのもよいと思う。直接連絡してもらえれば、都合のつく範囲で町を案内することもできます。

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五城目が気になる方、ぜひエントリーください。