コラム

2016年移住希望地ランキング、山梨県が1位に返り咲き

田舎暮らしへの憧れから、一歩進んだ結果に

移住先選択の条件は「自然環境が良いこと」より「就労の場があること」

東京から移住したい人たちの、人気エリアはどこ?

認定NPO法人ふるさと回帰支援センターは、「ふるさと暮らし情報センター」に2016年に来場した人たちを対象に「地方移住に関するアンケート」を実施、2016年の移住地域ランキング1位は、2年ぶりに山梨県となりました。
浮世絵のテーマとしても描かれることの多い富士山が拝めるエリアは、世代と時代を超えた人気があるようです。

2016年は1位が山梨県、2位が長野県で、上位2県は前年比で順位が入れ替わり、前年4位の静岡県が3位にランクアップを果たし、東京から“出やすい”、東京にも“出やすい”近郊エリアの人気が高く出た結果となりました。

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移住先を希望する理由として「就労の場があること」が「自然環境が良いこと」を上回り、単に「田舎暮らし」に憧れる移住から、自分のキャリアやスキルを活かして“東京じゃない場所で働き、そのエリアの良さを享受する”暮らしを求めていることがうかがえます。

人気県第3位・静岡県に拠点をもつ企業を紹介中

福岡県、神奈川県が初のランキング入り

今回のランキングで注目すべきは、昨年までランク外だった福岡県が5位に、そして神奈川県が16位にランクインを果たしたこと。
移住先選定の条件として「働く場があるかどうか」を重視する人が増えていることから、働く場の選択肢が多く、充実した都市機能をもち、さらに近郊に自然をもつバランスのとれた2エリアの人気が高くなったのではないでしょうか。

なかでも福岡市はIT企業の誘致に力を入れており、そもそもの企業数が多いこと、そして2月に同市が出したプレスリリースでは、メルカリ、さくらインターネット、ピクシブ、アカツキが新たに拠点を出すことも発表、エリアの人気は過熱していきそうです。

憧れの田舎暮らしより、地に足のついた「移住先選び」に

2016年のランキング結果から読み取れるのは、地方ブームの初期にみられた“田舎での自給自足的な生活への憧れ”から、今の生活(仕事、生活基盤)を維持しながら、東京にない地方の豊かさを享受できる環境選びに、移住を志望する人の目が移ってきていそうだということ。

新しい季節が始まり、生活を一新したい気持ちを抱いている方も多いと思われますが、事前準備を何もせず、今の会社を辞めて移住するのは、とても危険。
移住したいエリアにどんな会社があり、自分のキャリアを生かせる仕事があるのかを調べ、決断する前に就業を決めておくことは必須です。

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