コラム

<イベントレポート>移住者の“ホンネ”を聞くことができた「エンジニアの移住交流会」

メンバーズエッジ主催のイベント。たくさんのエンジニアのみなさんに参加いただきました!

8月5日に東京・晴海にて行われた「エンジニアの移住交流会」。”日本中をシステム開発拠点に。日本中をエンジニア活躍の舞台に。”というミッションを掲げる株式会社メンバーズエッジ主催で行われた今回のイベントでは、実際に地方での仕事を実現しているゲストを登壇者に迎えたトークショー、参加している地方自治体がブースを設け地方移住をPRする交流コーナーなど、地方での働き方をより具体的に知ることのできるイベントになりました。

離島から地方都市まで。様々なケースで語られた「地方移住の可能性」

「首都圏の通勤電車に乗る人々と戦闘機パイロットのストレスは同じなのです」

衝撃的な一言で幕を開けた今回のイベント。そして、通勤電車のストレスとは無縁の環境で働くという5名の登壇者達が、地方での仕事の実態を語ってくれました。

「会社と交渉して実現した離島への移住」

増田 茂樹さん from 愛媛県今治市<瀬戸内海大三島>(プロトタイプエンジニア/オオミシマワークスしまなみあそ部長)

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以前からWEBプログラマとして活躍していた増田さん。当日の登壇者で、自身のパートナーでもある徳見さんが参加したワークショップをきっかけに瀬戸内海の大三島に移住を決意したとのこと。
そして、増田さんが移住にあたって考えついたのが、今の仕事を続けながら地方に拠点を移すスタイルでした。

「移住を考えた時に今の仕事を辞めるという選択肢はありませんでした。なので、数年前から会社の上司や役員に持ちかけて、(徳見さんとの)夫婦での移住を実現しました。」

周囲の人々への説得には時間を要したもの、特別な事例として都会の仕事を離島で行うという形を実現した増田さん。日々の生活も非常に充実しているとのことでした。また、日々の離島での日々の暮らしについては、「朝起きてから、散歩や釣りを楽しんでから仕事を行うのが日課になっています。通勤時間がないおかげで、仕事以外の様々なことも行えるようになっています。」と離島ならではの生活スタイルを実現しているというお話もありました。

仕事とともに、島の人々に向けたパソコン教室なども開催しており、今後は地元への貢献にも関わっていきたいと話しました。

「いろんなエリアを経験したけど大三島が定住の場と感じた」

徳見 理絵さん from 愛媛県今治市<瀬戸内海大三島>(オオミシマワークス合同会社/HCD-net認定 人間中心設計専門家)

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WEBデザイナーの徳見さんは、これまでも引っ越しは何度か経験していたが、定住したいという気持ちになったのが大三島だったといいます。
「特に京都が好きで長年住んでいましたが、一生住むイメージはありませんでした。でも、今までと違った環境である大三島に住み始めてからは、ここが定住の地だと思うようになりました。」

移住前は海や山への旅行なども頻繁に行っていたという徳見さんですが、大三島に移り住んでからはあまりに外の旅行に行かなくなったというお話もあり、大三島という場所への強い思いを感じさせてくれました。

今後はオオミシマワークスという自身が立ち上げた会社を通して、様々な事業を展開していきたいとのことでした。

「地域をデザインでブランディングしたい」

新山 直広さんfrom 福井県鯖江市(TSUGI LLC.代表 デザインディレクター)

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中規模の地方都市代表として福井県鯖江市から参加された新山さん。
移住したきっかけについては、「元々コミュニティデザインに興味があり、新しい挑戦ができそうな鯖江という町に魅力を感じ、移住を決意しました。」とのこと。

日本のシリコンバレーと呼ばれる鯖江で、地方ならではのデザインワークを手がけています。

元々デザイナーとして活躍していた新山さんですが、2013年にデザインを事務所「TSUGI」を設立し、地域のものづくり産業をバックアップする仕事を始めました。
「我々の事務所では、デザイン・商品開発・企画を全て行います。地方の会社ではそれらの内容を分配化させているケースがありがちなのですが、これらを全て一つの事務所で行うことで、よりよいブランディングを提供しています。」と今の仕事の形について語り、今後もグラフィックデザイン×地域をかけ合わせた事業を展開していきたいと語りました。

「時間に余裕ができ、趣味の釣りを楽しみ仕事のインプットの量も増えた」

山本 真義さんfrom 福岡県北九州市(メンバーズエッジ Iターンエンジニア)

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「都会とさほど変わらない暮らしができる」という福岡・北九州市からはメンバーズエッジのエンジニア、山本さんが登壇しました。
千葉県出身ながらも、就職で九州→東京→九州という遍歴を持ち、趣味と仕事を両立させている現在の移住生活についてお話いただきました。

山本さんがお話しされた内容は、こちらのインタビューに詳しくまとめてあります。
北九州が人生を面白くする。仕事と趣味を150%で楽しむ「これからの働き方」

「東京のストレスフルな通勤電車に乗る生活は考えられません(笑)」

辰濱健一さん from 徳島県神山町(Sansan株式会社 神山ラボエンジニア)

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徳島県の神山町にサテライトオフィスを展開しているSansan株式会社からエンジニアの辰濱さんが登壇者として飛び入り参加しました。
サテライトオフィスやリモートワークに詳しい人の間で神山町は有名になったものの、「一軒家が6千円で借りることができます。」という家賃の安さに会場に驚きの声が上がりました。

辰濱さんは徳島県の生まれで、現在まで地方での仕事を続けています。その理由を「特に満員電車に乗ることが耐えられないのです。」と語り、現在のサテライトオフィスでの仕事は非常に満足しているとのこと。
また、東京オフィスに出社していた期間もあったものの、混んでいる電車が嫌だったので、空いている時間に乗ろうとすると出社時間がどんどん早くなってしまい、「都会のこんな環境で働くのは難しいと改めて思った」というエピソードも披露してくれました。