コラム

<イベントレポート>それぞれの地元愛をぶつけ合った「トークバトル」移住相談会

離島、里山、地方都市。エンジニアが働きやすいのはどの環境?

“日本中をエンジニア活躍の舞台に。”というミッションを掲げ、エンジニアやIT業界の地方移住についてのイベントを定期的に開催する株式会社メンバーズエッジ。
夏のイベントに続いて、12月9日(土)には同社主催の移住相談会イベントが開催されました。

今回のイベントの柱になっていたのが「トークバトル」。
海、山、地方都市など、異なった環境でまさにOFF TOKYOを実践するゲスト4名がこの日のために東京に集まり、地元愛を感じさせる熱いトークを繰り広げました。

青く美しい海が広がる離島、緑豊かな里山、人と人のつながりが感じられる山間部…移住者が語る“それぞれの地方の魅力”

今回のトークを繰り広げたゲストは計4名の地方移住者。

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美しい海に囲まれた長崎県・五島列島から離島代表として、デザイナーや農家、料理人など幅広い分野で活躍する小本 崇広さん。
ものづくりの町として、伝統工芸品やデザイン業界から注目を浴びている福井県・鯖江市から、地域おこし協力隊とリサーチャーのお仕事を兼業されている木戸 健さん。
地方移住の先駆者として知られるWebサービス会社Sansanの徳島県神山町オフィスでエンジニアとして活躍されている辰濱健一さん。
地方都市代表としてメンバーズエッジ北九州オフィスで働くIターンエンジニア山本真義さんです。

職業もライフステージも異なる4名の移住者達が、自分たちの暮らしの魅力を語りました。

小本さん「やはり島の暮らしの良さは、圧倒的な自然に囲まれている点でしょう。そして、島という環境では人や仕事が自然に基づいていると強く感じます。
五島には日本一綺麗と言われている海が広がっている傍ら、物流や施設などがきちんと整っていたりもします。
昔からキリシタンなど外からの文化を受け入れてきた歴史があるので、移住者が馴染みやすい文化が根付いています。
今まで培ってたスキルをいかして、隙間産業で独り立ちをしてみたいという人にはもってこいの環境といえるでしょう」

▼小本さんの登壇スライドはこちら

辰濱さん「神山町の良さは地方移住の先駆地として機能している点だと思っています。町全体で農林業だけに頼らずに経済が循環する仕組みを目指しており、本当の意味での地方創生に向かっていると感じます。
そこら中に自然があふれていて、お昼休みやちょっとした時間で川遊びをしてリフレッシュすることも可能です。
冬は雪山登山なんかもできたりするので、自然環境に対してコンパクトにエントリーできるのが魅力です。
あとは、物流や空路もしっかり整備されているので、物のやり取りや東京への出張なども柔軟に対応できるのも大きな魅力だと思います

▼辰濱さんの登壇スライドはこちら

木戸さん「ものづくりの街として知られている鯖江では、今製造業が非常に盛り上がっています。
10年以上続くアートキャンプといったイベントも開催されており、若者も多く集まります。
イベントを通してできた横のつながりを活かして、ものづくりの世界に飛び込んでくる人も多数います。
自然環境でいうと水が綺麗で、美味しいお米や日本酒なども沢山ありますし日本海の海産物もあったりて、豊かな食を身をもって体感できますね。
最近では頼れる地域創生のキーパーソンのような存在も増えてきていますし、ある程度のITの知識とものづくりのへの想いがあれば、すぐに街に溶け込んで暮らすことができると思います」

▼木戸さんの登壇スライドはこちら

山本さん「自分の住んでいる北九州市は、地方ながらも住みやすい街という印象を強く持っています。
ビルの高さや量も東京の半分以下ですし、あまり息苦しさのようなものは感じません。
一方で都合よく使える自然も広がっていて、都心部から車で20分走ればキャンプ場もあるような立地です。
人と人の繋がりという部分でも、東京ほどサバサバせず程よい距離感を持って過ごすことができます。
都会と地方のそれぞれの良さを感じて暮らしたい人にはもってこいの環境なのではないでしょうか」

▼山本さんの登壇スライドはこちら

自治体担当者も語る「私たちの町の魅力」

地方移住者トークセッションの次に行われたのが、自治体トークセッション。このコーナーには鯖江市と五島市の自治体担当者が参加し、移住した方々とは違った目線で地元の魅力をアピールしました。

五島市「150個以上の島がある五島列島の中心地でもある五島市では、24時間営業のコンビニや大手のドラッグストア、規模の大きい病院など生活には困らない環境がそろっています。
一方で自治体としては人口減少の問題を抱えていて、若者が島に移り住んで地域を盛り上げてもらうために、地域創生に関わりやすい環境を作っていますので、都会で仕事をしながら活躍していた人は五島に移住することで“強くてニューゲーム”という暮らしを実感していただけるかと思っています」

鯖江市「ものづくり職人としてのプライドを持ちながら、人と人の繋がりを大切にする心豊かな人々が多く住んでいるのが、鯖江という街の魅力の一つだと思っています。土地柄から、良い意味で人のことを放っておけない気質があるので、むしろ村八分のような目に合うことはありません。
また、福井県全体で高い教育水準を維持しており、合わせて次世代を巻き込んだ町おこしのような取り組みも行われています。
女子高生が行政に参加する「JK課」のような取り組みなどが行われおり、移住していただければそういった地域創生に深く関われるチャンスも得られるかもしれません」

トークセッション終了後は、それぞれの自治体のブースが設けられ、移住相談会が行われました。ブースでは五島の鯖を使った鯖寿司や、鯖江名物の大福あんぱんなどレア物の名産グルメや物産品が振る舞われ、食を楽しみながら、地方の魅力や移住について語り合う機会が設けられました。

一言で地方移住と言っても、里山や離島では暮らし方が全く異なります。自分に合った環境を見つけることが、OFF TOKYOに近づく第一歩なのかもしれません。