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<イベントレポート>シビレバー#16「OFF TOKYOサミット」開催しました!

”東京にこだわらず働く”をガチンコで語り合う

「経済的な豊かさ」と「精神的な豊かさ」。幸福度が高いのはどちらか?

消費の対象がモノからコトへと移っていくと同時に、若者世代の価値観のパラダイムシフトが起きている―――。
こんな論説を最近よく耳にしますが、実際のところ「若者世代」的にはどうなのでしょうか。

東京の一極集中に疑問を感じる若者も増えているようですが、場所にとらわれず働ける社会の実現、東京にこだわらず働くには何が必要なのでしょうか。

今回のシビレバーでは、OFF TOKYOを実践する企業の代表をはじめ、多様な世代&多様な価値観をもつ人たちに集まってもらい、それぞれの思いや価値観を話し合う「OFF TOKYOサミット」という名称で開催しました。

OFF TOKYOサミット 参加メンバー

1、LASSIC 若山さん
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2、メンバーズエッジ 塚本さん
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3、ainak 五十嵐さん
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4、シビレ 鈴木
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5、吹田さん
一般参加。海外でのキャリア形成をしていきたい、これからアメリカで働く。OFF JAPAN!
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6、丸山さん
一般参加。九州で生まれ育ち、地元に戻って地元をもっと活性化していきたいという思いをもつ
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7、石川さん
一般参加。仕事でも全国各地を訪れることがあり、日常的にOFF TOKYOしている
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企業と個人でガチンコトーク。多様性を受け入れることが新しい価値を生み出す

メンバーズエッジ 塚本さん:「地方で働く」という考え方に至るには、一度都市に出て、違う世界を見ることも必要なんだと思います。地方と東京、日本と海外、ベンチャーと大企業…双方を見ることでわかること、判断できるものがあるはずです。都市部の大学へ進学、留学などを通して、若いときから双方を知る機会をつくり、いろいろな物差しを持つことが重要ですね。

ainak 五十嵐さん:私もそう思います。もちろんすべての人に当てはまるわけではないのですが、地方から一度も出たことがない、地方で外部との交流を遮断しがちな人は、物質的豊かさで価値や幸福度の尺度を判断しがちなような気がして、それがマイルドヤンキーと呼ばれているような文化につながっているとも考えられます。

LASSIC 若山さん:あとは世代間の教育の違いですよね。昭和の教育では、「たくさん勉強をして、いい大学に行って、いい会社に入って、ガンガン出世して、定年まで働く」。ハイキャリア、キャリアアップ、安定志向が美徳で勝ち組と教えられてきました。そして「いつかはクラウン」という広告コピーが良い例ですが、情報はテレビや雑誌に限られ、今よりも情報が少なかったためにメディアに大きく影響を受け、経済的な豊かさを第一とする風潮が根付いたとも言えます。一方、今の若い方々はいつでもインターネットにつながり、自分で必要な情報を集め、自分の価値観で情報を選択して物事を決められるようになってきているので、生き方が多様化しているように思えますね。

丸山さん:確かに、平成生まれでは「エリートの定義」が変わりつつあると感じています。優秀と思えるような人ほど、大企業からベンチャーに転職したり、起業したり、地方に行ったりしていて、必ずしも大企業で働くこと、都市で働くことが目指す理想像とは思いません。

吹田さん:「ゆとり教育」は本来、文部科学省により「ゆとり」の中で豊かな人間性や「生きる力」を育むことを目指すために導入された教育ですが、私は「選択肢の広さ」を意味すると考えています。答えは一つだけではない、もっと自由であると。私は海外で暮らした経験があり、近々また海外で働く予定ですが、外国ではマイノリティに対する偏見が少ない印象を持っています。そしてワーク・ライフ・バランス、仕事と生活の調和を取るのが上手いと感じられます。それらが普通になれば社会に根付いていくと思うので、だからこそ教育は重要ではないでしょうか。

石川さん:キャッチアップ的な経済的豊かさから精神的な豊かさ、ナンバーワンよりもオンリーワンに幸福度の尺度が寄ってきているということですね。

シビレ 鈴木:もし教育が変わっていけば、地方移住のきっかけを子どもが創るという時代も到来しそうですね。子どもが地方に行きたいと望めば、それについていくという親もいると思います。子どもらしい生き方を送れるのは地方と都市のどちらかという観点で考えてみるのも、OFF TOKYOの議論に幅が広がりそうです。

地域に根差し「カッコよく生きる」姿を見せていく

今回のサミットでは、OFF TOKYOに実際に取り組んでいるからこそ見えてくる気づきや世代間の考え方の違いなどを学び、次のアクションにつながるようなアイデアもたくさん生まれました。

多様化している世の中で、地方で自分らしく生き生きと働いているのがカッコイイ。そんな「こうなりたい」というロールモデルとして若者に憧れられるような「人づくり」も必要と考えます。

シビレはこれからも東京にこだわらずに働く方々を応援し、ますます地方に根差した活動を行っていきたいと思います。