イベント情報

地方に住むと仕事の効率はどう変わる? 世界一集中できるエリアを決めた「OFF TOKYO DEEP Development」レポート

シビレと株式会社イードが運営する総合ゲーム情報サイト「INSIDE(インサイド)」は8月24日、JINSの世界一集中できるスペース「Think Lab」で、イベント「OFF TOKYO DEEP Development」を開催しました!

今回のイベントは、メガネ型ウェアラブルデバイス「JINS MEME」を活用して、世界一集中できるエリアを実証実験で探っていくというもの。JINS MEMEは、センシングデータをもとに、集中力を計測することができます。今回その機能を利用して、徳島と和歌山、宮崎、高知、島根と東京と異なる環境で働く5人の方々に協力してもらいました。

イベントの初めには、トークセッション『ゼロ→イチをつくれる地方の可能性』を開催。クリエイティブ業界で第一線を走るとともに、地方で生きることに目を向けているゲスト2人をお招きし、「OFF TOKYOすることで実現したこと」を語っていただきました。

モデレーターは、INSIDEで編集長を務める山崎浩司さんです。

「やりたくないことは、何一つやっていない」

トークセッションに登壇してくれたのは、ゲームクリエイターの直良有祐さんとスクウェア(現:スクウェア・エニックス・ホールディングス)で社長を務めた武市智行さんです。

直良さんは、スクウェアで『ファイナルファンタジーVII、VIII、X、XV、零式』アートディレクションをはじめ、『サ・ガ』、『FRONT MISSION』シリーズ、『戦国IXA』などのイラストを手掛けました。2016年に同社を退職後、故郷の島根県出雲市に移住し、IZM designworks株式会社を設立。イラスト・デザインなどを幅広く手掛けています。

スクウェアやドリーミュージック、AQインタラクティブ(現・マーベラス)などで社長を務めた武市さんは、高知県庁が「まんが・コンテンツ課」を作ったことをきっかけに、高知県の地域活性化に携わるように。現在は、高知県IT・コンテンツ産業振興アドバイザーを務めています。

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マンションの一室で弟さんと一緒に仕事をしているという直良さんは、地方での暮らしについて「やりたくないことは、何一つやっていない」と語ります。

仕事のスタイルとしては、マンションの中で寝っ転がりながら、iPadでイラストを描いていることが多いそう。煮詰まったときには、マンションから徒歩で行くことができる桜の木を見ながら弁当を食べたり、車で20分ほどの距離にある海を眺めにいくといいます。

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このように自分の世界に没頭する環境ができているため、締め切りに対して気持ちの余裕が持てたり、東京で働いていたころに比べてストレスもなくなったそうです。

IT・コンテンツ産業で盛り上がる高知県

その一方で、「高知県発のサービスやコンテンツを世界に発信したい」と語る武市さん。2010年4月に設けられた「まんが・コンテンツ課」で、ソーシャルゲームの企画コンテストを手伝うようになったことが、本格的に高知県と関わるようになったきっかけといいます。

GREEやモバゲーがオープンプラットフォーム化を進めていたことから生まれた企画で、3年間で6タイトルのソーシャルゲームを開発。現在はスマートフォンのネイティブアプリが普及したことからなくなってしまいましたが、大きな手応えを感じたそうです。

そこからIT・コンテンツ産業の企業誘致に注力し、今は10社を超える企業が拠点を設置し、雇用が220人ほど生まれました。株式会社オルトプラスと株式会社SHIFTの合弁会社SHIFT PLUSは、現地採用を行う際に20人の募集に対して、170人の応募があったといいます。

武市氏は「今は月に1~2回高知に訪れるような生活となっている。今後は雇用数を10年で1000人規模まで増やし、高知発のコンテンツを世界に発信していきたい」と語りました。

武市智行さん(左)と直良有祐さん(右)

武市智行さん(左)と直良有祐さん(右)

トークセッションの最後に、山崎さんは「地方には娯楽や勉強会の頻度が少ないなどの課題はあるかもしれませんが、その分ストレスのなさがクリエイティブにつながったり、課題があるゆえの楽しみがあるため、20~30代にもチャンスがある。ゼロからイチをうみだしやすい環境として、地方が一つの選択肢になるのではないか」と振り返りました。

世界一集中できるエリアは……

続いて、世界一集中できるエリアを発表するパネルディスカッションが行われました。実証実験に参加いただいた方々には、JINS MEMEを活用して5日間の集中時間の平均%を算出。実証実験に協力していただいた方々は、下記の皆さまです。

  • 徳島県代表:株式会社プラットイーズ 放送基幹サービス部 西本尚人さん
  • 和歌山県代表:クオリティソフト株式会社 開発本部 本部長 瀬古茂さん
  • 宮崎県代表:株式会社スカイコム 宮崎事業所 開発部部長 柴田信彦さん
  • 高知県代表:株式会社SHIFT PLUS Webエンジニア 古賀 光弘さん
  • 島根県代表:テラテクノロジー株式会社 エンジニア 奥田周平さん

実証実験の結果、1位は集中力67%を記録した和歌山県に…! 2位は52%の徳島県、3位は48%の島根県、4位は34%の高知県、5位は23%の宮崎県となりました(結果はこのような形となりましたが、仕事の内容や職場環境によっても結果が異なるため、正確な数値ではなく、下位となった自治体が集中できないというわけではないことをご了承ください)。

また、実証実験に参加した方々が、各エリアで集中できるスポットなどを紹介し、集中と地方との関係性についてディスカッションを行いました。

イベントの最後には、参加者と自治体、企業の方々と交流会を開催。ご当地のビールやおつまみを味わいながら、地方の魅力や可能性を語り合い、終了時間まで盛り上がりました。

宮崎県の皆さまが提供してくださったクラフトビール

宮崎県の皆さまが提供してくださったクラフトビール

交流会の様子

交流会の様子

シビレでは、東京にこだわらない働き方「OFF TOKYO」を推進していくため、今後もこうしたイベントを開催していく予定です。興味のある方は、シビレのWebサイトやFacebookページTwitterなどで告知していきますので、ぜひフォローいただければと思います!

今回のイベントでは、東京にこだわらず働くうえで、どんなエリアが「仕事の効率が良いのか(=集中できるのか)」という視点で多くのエンジニアに参加いただきました。

東京にこだわらず、新しいキャリア形成を考えたい、自分の仕事にきちんと集中して働きたい。シビレは、そんなエンジニアの皆さんのOFF TOKYOを支援します。個人にあったOFF TOKYOの実現に向けてサポートも行いますので、気になる方はぜひご登録ください。

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