リモートワーク「できる人」の条件とは? シビレバー#25

“会社のオフィスに出社せず、自宅などで、場所にとらわれず働く”

満員電車から逃れ自分が好きな場所で働けるリモートワークは、「働き方改革」が進んでいる昨今、人気が出ている働き方のひとつ。
特に、エンジニアならパソコンに向かっての作業が中心だから会社に出社しなくても働けるのでは?と考える人も多いのではないでしょうか。
現にIT企業のなかには、週に1、2回の出社のみを義務付ける企業や、「フルリモート」といって、まったく出社義務をとらない企業も出てきています。
この働き方がもっと一般化してくると、OFF TOKYOもしやすくなりそう。
でも、実際リモートワークって、誰でも簡単にできるものなのでしょうか?
11月のシビレバー#25では、「リモートワークの理想と現実」を、実践しているエンジニア2名にお話しいただきました。

ゲストは、フルリモートでの働き方も推奨する「スペイシー」の村野真軌さん、そして仙台市に拠点をおく、「ラナエクストラクティブ」で活躍する秋山洋さん。

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リモートワークってラクで自由?理想と現実は

オフィスに通う必要のないリモートワークは、満員電車や通勤時間からのストレスから逃れられるのはもちろん、煩わしい人間関係から逃れられたり、会社の雑用を押し付けられなそう・・など、なんとなくの良いイメージが先行しているのが現状ですが、実際はどうなのでしょう。

村野さん「リモートワークを始めるにも、まずは対面で会い、信頼関係が成り立っていることが前提だと思います会社に一度も出社したことがない状態で、オンラインでの打ち合わせから始めるのは、やはりなかなか難しい。
フリーランスでやりたい人も増えているようだけど、初めからとなると、なかなか難しいですね。」

実践する立場で感じるのは、“最初からリモート”というのはなかなか難しい、というお話。日々の満員電車がツラいから、リモートワークできる企業に就職したい!そう考えても、まずはその企業や、一緒に働く人との信頼関係を構築することが重要とのこと。働く上での常識ではありますが、一度も出社せずにいきなりリモートワークで始めるのは、かなり高度なコミュニケーションスキルがないと難しそうです。

週に1回リモートワークを実践しているラナエクストラクティブでは、どうなのでしょうか。

当日ふるまわれた料理

食事を楽しみながらお話を聞きます

秋山さん「うちの会社では、リモートワークをやりたいという声が多く、7月から週に1回、決められた曜日で始めました。職種の縛りなしで始め、8月からは曜日の制限もなくしました。
10月に振り返りをしたのですが、結果は、賛否両論。リモートは良いんだけど、固定が良い人と自由に取りたい人で意見が分かれました。
否定的な意見としては、打ち合わせが直接できなかったり、後で共有するのがめんどくさい、など。一方で、身だしなみに気を使わなくていいから、という理由で賛成意見も多かったです」

東京にもオフィスがあり、常時appear.inでつないでいるので、共有不足がなくなったとのこと。情報共有にはslackを使い、リアルタイムで意見を交わせるチャットツールは必須と感じたようです。

コミュ障には敷居が高い!?実務経験と対人能力がリモート成功のカギ

おふたりの話を聞いていると、
リモートワークができる人=コミュニケーションができる人
という図式が見えてきました。さらに、ひたすらプログラミングなどの作業だけなら良いですが、エンジニアワークとして考えると、やはりある程度の実務経験は必要。

村野さん「リモートワークで、自分の時間は増えました。一方で、集まってできるタバコミーティング的な雑談がなく、それはすこし寂しいです。たまに会って話すと、モチベーションにつながったりもします。
一緒に働く仲間とは、「ぎゅっと」会うのが大事だと思っていて、居酒屋とかに2日連続で行くとか、3泊4日の社員旅行とか、共通の体験をたくさんやることで、会わなくても通じている感は生まれます。
リモートワークを成功させるには、自己管理能力があること、コミュニケーションスキルが高いことが大事だと思います」

秋山さん「これからリモートワークが増えていっても、しっかりマナーなど分かっている人じゃないと、新卒や未経験者には難しいと思います。
そして、リモートでできること、できないことがあるので、そのあたりの見極めも大事かな、と。たとえば、一人ではできない仕様の設計やコーディング、レビューなど。そういったものは顔をあわせてやっていく必要があるかな、と。
そしてフルリモートでも、顧客とのコミュニケーションは必要になってきますね」

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家から出なくても良い、満員電車に乗らなくてもいい、自分が好きな環境で自由に仕事ができる……そんなイメージで、自由な働き方の象徴とも思える「リモートワーク」ですが、実際に実践している人にお話を聞くと、実務を成功させるためには、自分たちの努力と、一緒に働く人たちとの関係性、そして相互のコミュニケーションの重要性が見えてきました。

リモートワークならではの魅力についてもお話ししてくれました。

秋山さん「リモートワークをしてよかったこととしては、社内で声がかけられることがなくなるので作業に集中できるようになったことです。そして、通勤時間や準備時間も作業にあてられるようになり、効率がよくなったこともあります。」

村野さん「仕事の集中度が上がったのはもちろん、家事をしながら作業ができるなど、仕事と生活の両立がしやすくなったのも利点ですね。コワーキングスペースを利用することで、働き方の勉強や自社の営業にも繋がると思います」

それでも、働き方改革が進み、これからきっともっとリモートワークという働き方は増えていくでしょう。
リモートワークで働きたいと思ったときに、すでに実践している先輩方のリアルな声を、少しでも気に留めておくと、ストレスも少なく働けるかもしれません!

村野さん「会社なら、週一でやってみる。個人なら、自分の会社に提案してみる、リモートワークできる副業をやってみる。など、最初の一歩の踏み出し方はいろいろあると思います」

秋山さん「私たちの場合は、まず週一曜日固定で1ヶ月試してみて、その次の月にどの曜日でも週一回選べる形を試してみて、現在曜日固定の週一回での運用に固まっています。最初からフルリモートでやってみて失敗した、となるのではなく、少しずつ始めてみるのが良いかと思います」

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