なぜ「徳島」は働き方の最先端エリアになったのか? その今を知れる 「Galaxy Satellite Night」を開催

「ローカル × サテライトオフィス」という新しい働き方の普及をけん引してきた徳島県。

特に「神山町」「美波町」「にし阿波」という3つのエリアを中心に、IT企業の進出やコワーキングスペースなどが増加し、じわじわ盛り上がっているのをご存知でしょうか?

1月22日(火)、徳島でユニークな取り組みをする企業が東京に集まり、サテライトオフィスの最前線を知ることができるイベント「Galaxy Satellite Night!」を開催しました。

阿波踊りや自然豊かな地域というイメージも強いですが、なぜ働き方の最先端を走ることができたのでしょうか? 徳島にサテライトオフィスを設置した企業によるプレゼンを紹介し、その魅力に迫ります。

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光ブロードバンドの速度は東京の10倍!?

最初のプログラムでは、徳島県阿波町に生まれ、神山町を拠点に活動するNPO グリーンバレー事務局長 竹内和啓氏がファシリテーターとなり、働き方の最先端エリア「徳島」の今が紹介されました。

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徳島は東京から直線距離で約500km。飛行機なら1時間10分ほどで到着するため日帰りでも行けるエリア。それでいて、農地の壮観な景色が広がっていたり、河川でラフティングやウェイクボードといったアウトドアレジャーも盛ん。海に面した南部エリアは1年中温暖で、サーフィンやダイビングを趣味として楽しむ人も多くいるといいます。このような徳島のアクセス面と自然豊かな土地やレジャーの魅力を紹介したのは、徳島県地方創生推進課の小溝さんです。

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さらに、徳島が今、全国から注目されているのはそれだけではありません。

光ブロードバンド環境の整備と、古民家の再生などにより、サテライトオフィスの誘致実績は全国屈指のレベル。実際に、ケーブルテレビの世帯普及率90.7%は全国1位(7年連続)、通信速度は東京の10倍とも言われています。その環境に魅力を感じたICT企業を中心に、徳島に進出した企業は県内12市町村に62社(2019年1月現在)を数えます。

その中でも特に盛り上がりを見せている地域は、神山町、美波町、にし阿波地域です。

最初に、「日本の地方をもっと元気にしたい」そんな想いを持って事業を展開している徳島県美波町の株式会社あわえの彌野さんが、その取り組みを紹介してくれました。

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古民家や遊休施設を活用したコワーキングスペースが多い徳島県で、あわえは明治時代の銭湯をリノベーションした地域交流拠点「初音湯」を開所しています。

リクルートの「2019年のトレンド予測」でも話題になった、地方と都市で2拠点生活をすることを指す“デュアラー”のモデル化事業「デュアルスクール」も2016年から開始。今では全国から注目を集め、先進政策大賞も受賞し、取材が殺到しているそうです。

徳島県にサテライトオフィスを構える5社が登壇

次のセクションでは、「Galaxy Satellite Talk Session」と名を打ち、徳島県にサテライトオフィスを設置した企業によるプレゼンテーションを行いました。

株式会社インフォデックス

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2000年3月に創業し、もうすぐ20周年を迎える株式会社インフォデックス。人事採用向けのクラウドサービスを中心に事業を展開し、徳島市にサテライトオフィスを開設してからは約8年になるといいます。

「徳島に進出したのは、いち早くサテライトオフィス運営の実験をしたいという想いでしたが、今では地域を盛り上げていきたいという思いが強くなっています」(星さん)

「社員は東京43名、徳島8名。東京と同じ仕事ができるよう、PCモニターでつないだ拡張オフィスとして運営し、業務は連携して行っています。徳島ならではと言えば、すだちを収穫してから出勤したり、サーフィンをしてから出勤するなど、趣味や暮らしと密着した働き方ができる点ですね」(仙頭さん)

東京の社員が徳島に行くことは少ないそうですが、徳島のメンバーは東京のイベントへの参加や、新しいスキルの勉強をするために数週間東京で勤務することもあるそうです。

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株式会社ダンクソフト

1983年に創業した株式会社ダンクソフト。2003年ごろから働きやすい組織への改革を進め、2010年に中央区ワーク・ライフ・バランス推進企業として賞を獲得しています。

2018年にも東京ライフ・ワーク・バランス企業に認定されるなど、働き方の実証実験を繰り返している同社は、地方創生ICTサービスを展開し、徳島にも拠点を構えています。

「徳島はインターネット環境が優れていて、Skypeでのやりとりも楽。あれだけ広範囲で、超高速な光ネットワークは他にないのでは。徳島から東京に戻ってくるとインターネットの遅さにストレスを感じることもあるくらいです(笑)。テレビにYouTubeの映像を映して楽しんだり、動画編集がサクサク進んだりと、仕事もプライベートにおいてもメリットが大きいことが多いと感じています」(星野さん)

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Sansan株式会社

名刺管理サービスを手がけるSansan株式会社。社員数は直近2年間で200名増えているなど急成長を続ける企業です。主な事業は、業界シェアNo.1の法人向け名刺管理サービス「Sansan」、個人向け名刺アプリ「Eight」、その他新たな事業領域にも挑戦しています。

「4年前に神山町のオフィス(神山ラボ)で働きはじめました。他のサテライトオフィスを構える企業とビジネス上の連携はありませんが、個人的な付き合いは多く、飲み会や阿波踊り大会などではよく顔を合わせます。また徳島県全体で見ても、神山町だけではなく徳島市内や美波町などのエンジニア同士で勉強会をしたりと交流があります」(辰濱さん)

今回のイベントの会場にもなった表参道のオフィスは近代的な内観が特徴ですが、徳島県のサテライトオフィス「神山ラボ」は古民家をリノベーションし、ガラス張りの部屋からは池が見えるなど、のどかな雰囲気の中で仕事ができるそうです。

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株式会社プラットイーズ

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「サテライトオフィスは働き方の選択肢を増やす」そう語るのは、映像コンテンツの企画・開発などを手がる株式会社プラットイーズの寺田さん。

同社は神山町にサテライトオフィス 神山センター(えんがわオフィス)を立ち上げ、昔ながらの外装と、基礎の部分は耐震など最新設備を整えたモダンな作りにリノベーションして、事業を運営しています。

「きっかけは2009年に事業継続性のためにバックアップとなるオフィスを作ろうと思ったこと。どうせなら東京以外でと考え、いろいろな場所を訪ね徳島にたどり着きました。だから、僕たちの場合は地域振興のためではなく、目的はあくまで自分たちの事業のためでした。ただ、結果として社員にとっては働く場所の選択肢ができました。時代的にも、どこで、誰と、どのように働くかが問われる時代になっていくと思っています」(寺田さん)

現在、えんがわオフィスでは徳島県在住の社員が10名(うち3名神山町)働いているそうです。ほとんどリモートワークで、仕事の内容も東京とほぼ同じ。ガソリンとお酒は調達しづらい点もあるそうですが、アスクルもAmazonも注文すれば翌日に届き、特に不自由なく暮らせるのが特徴といいます。

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株式会社あしたのチーム

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報酬連動型人財育成プログラム「ゼッタイ!評価®」や、人事評価クラウド「コンピテンシークラウド®」などを手がけるHRテック企業、株式会社あしたのチーム。本日は担当者が急遽予定が入り、登壇はできませんでしたが、動画で事業内容を伝えてくれました。

シビレバー SpecialNight!も開催

徳島県地方創生推進課と各社のプレゼンが終わった後は、「シビレバーSpecialNight!」交流会を行いました。徳島県の名産品や地酒も振舞われとても盛り上がりました。

働き方の選択肢が増え選びやすくなってきた時代に、豊かな自然と光高速ブロードバンド環境が整った徳島県はとても注目エリアではないでしょうか?

シビレ株式会社では、徳島県のにし阿波で“世界トリプル”体験ツアーを3月16日~17日に開催します!残席わずかなので、ご都合あう方はぜひチェックしてみてください。

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