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【イベントレポート】デュアルライフって実際どうなの?デュアラーが集合!シビレバー#28

都会と地方のイイトコどり!デュアルライフをしたい人&実践者が集合した夜

”デュアラー”という言葉、ご存知ですか? 都会と地方など、生活の拠点を複数もち、デュアルライフ(二拠点居住)を楽しむ人たちのことです。
4月23日(火)に開催したシビレバーでは、そんなデュアラーの実践者と、デュアラーになりたい人たちが集まり語りました。「デュアルライフのリアル」って、実際どうなのでしょうか?

今回参加したのはこんな面々。まずは、デュアラー実践者、特別参加者の自己紹介から。

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■原亮さん(エイチタス株式会社)
東京都出身。エイチタスという会社を経営していて、仙台と東京を拠点に全国で仕事をしている。
きっかけは15年前、友人が仙台でITベンチャーを起業し、そのタイミングで仙台へ。仕事は東京から持ってきて、仙台で行うという生活だったが、業態を変え、15年間デュアルライフを実践中。
現在は、仙台は山手線に乗る感覚で行き来しているが、秋田や岐阜、高知、名古屋など全国を移動して仕事をしているため、多拠点ライフ、むしろ無拠点ライフといえるかも。

■笠松美香さん(リクルート住まいカンパニー・SUUMO副編集長)
福井県出身。リクルート住まいカンパニーのSUUMOの副編集長。「デュアラー」という言葉をつくり、デュアルライフの推進を担当している。
以前から二拠点居住、多拠点居住をトレンドにしようという動きがありつつも世の中が追いついていなかったが、近年、働き方改革も進み、注目を浴びてきている。デュアルライフという新しいライフスタイル提案を推進しはじめたところ。

■鈴木翠(シビレ株式会社)
宮城県出身。東京・横浜を中心に中心に18年暮らしていたが、昨年4月から地元・仙台にてOFF TOKYOを実践中。自称デュアラー。
仙台は空港が近くコンパクトで、LCCも多数あり、羽田を利用していた頃と比較すると各地への出張がスムーズ!コストも時間も削減でき、気軽にいけるようになり、行動範囲が広がった。
もとは首都圏を軸に地元・仙台とのデュアルライフを送っていたが、仙台に軸足を置くことで、より地域に根付いた感覚をつかむことができるようになり、各地の違いや共通項などもつかめるようになってきた。
当初は地方に比重を置くことに不安や懸念もあったが、実践してみたらまったく違うことに気づけた。

そして、参加者は、フリーのエンジニアや、大学や就職で地方へ行き、その魅力に気づき二拠点生活に憧れる人、全国のゲストハウスを楽しみながら多拠点での生活を楽しんでいる人、本格的な二拠点生活への準備中の人など、さまざまでした。

デュアルライフのリアルって?移動費を抑えながら働きたい

まずは検討者の声から

参加者の高木さんは、長野県がお気に入り。
「私は長野県がイイなと思っています。距離と移動費は重要で、片道10,000円以内にしたいですね。バス利用は安く、JRの週末パスなどを利用しています」

また、古澤さんも長野県を検討。同居している彼女の意向もあるようで、
「東京の夏が耐えられない、涼しいところに住みたいということで長野を検討しています。私自身は東京出身なので、『場所』にこだわりがありません。ほどよい距離の長野を希望しています」

こういった声に、デュアルライフ実践者からは「古澤さんのように気候で場所を決める人もいます!ただ、東北は寒い」などの声も。

渡邉さんは、妻の実家が新潟にあることや、自身も仕事で2年間ぐらい暮らしていたことから、新潟県長岡市を検討中。
3ヶ月に1度ぐらいは足を運んでいるとのこと。長岡市には、サテライトオフィスも増えてきているとか。

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そして、実践者の声

原さんは、
「東京に実家があるので生活コストは安く済む。仙台はワンルームで光熱費入れても5万円弱。独身だと身軽ですね。遠いと思うから遠いのであって感覚さえ変われば、公共交通が通っている場所であれば移動時間は気にならないです。
多拠点暮らしは距離よりは移動時間の感覚を重視しています!」

多拠点生活をしていると、全国に仲の良い人が増えてきて、地方に仕事も増えてくるとか。
おもしろいことをやっていると、似たような人が集まってくる感覚があるらしく、多拠点生活をしていると、同様の生活をしている人ともつながり、“つながりのエコシステム”が形成できるとも話していました。

「地方では、頑張っている人、いわゆる“ローカルヒーロー”とつながりやすいです。東京は有名人とつながるにはハードルが高い。
でも、地方でその感覚を覚えると、東京でもエリアを小さく限定してコミュニティをつくることができるようになります。
新しいことをやる環境を自分でつくれるようになる。ローカルでの暮らしを活かして、東京で再発見をすることができました」
とも話していました。

「都市と地方の二拠点はステレオタイプになってきている感覚もあります。ライフスタイルは多様化しているので、自分に合ったデュアルライフを見つけ出してほしいです!」
というメッセージもいただきました。

笠松さんが取材している事例で二拠点居住者のうち、片方の家賃は2~3万円/月程度に抑える方が多いとのこと。
週末に通う住まいのため、一戸建てだとゴミの出す日が決まっているけど、賃貸マンション・アパートだといつでも出せるので、後者を選ぶ方が多いとのこと。
また、最近は泊まり放題のゲストハウスも選ばれる傾向にあるとのこと。

「デュアルライフはどこを拠点にするかにもよるけど、トータル的にみると生活費は安いですね。
中にはガスを契約せずに、カセットコンロで暮らす方もいます。食器もアウトドア用のものを使用する方もいて、いろんなものに縛られず、自由に暮らしている様子が分かります」

また、地方でその土地に溶け込むためには、お酒の席もある程度重要と感じることも多いとか。

「感覚地ですが、ワインを製造している地域は、人間関係的に土地に溶け込みやすい気がしますね。
収穫など、仕事が多いので周囲の人に手伝ってもらうなど、人を巻き込む文化ができているように感じます(長野、山梨、北海道など)」

シビレの鈴木も、
「東京と地方では、どうしても情報格差は否めないところはあるけど、必要な情報は自分で取りにいけるので、個人の問題かなとも感じています。ネットさえつながれば情報格差は気にならないです。
そして生活費は断然さがります。特に、子どもの習い事が大きいです。
習い事も、自宅から徒歩で通える範囲で通えるものが多く、近所の皆さんが見守ってくれている安心感などもあります。
拠点を移して実感していることは、何もしていなくても、ただいるだけで価値なんだなと思います。近所のお年寄りには、「笑い声が聞こえるだけで元気になる」と言ってもらえ、こちらもありがたいなと思っています。
遠慮なく大声をだして走り回れるスペースがあること、楽器の練習も含め、近隣騒音にならないくらいの家の間隔があること、庭でスケボーやバドミントンなどちょっとしたスポーツができることなど、家族のそれぞれの趣味の時間を確保できるようになったこともメリットだと感じています。」
と話しました。

もはやデュアルライフは、憧れのものから一般的なトレンドになりつつあると感じられた今回のシビレバー。すでに二拠点だけじゃなく多拠点で、という人も増えてきているみたいです。
自分らしいデュアルライフを送れる人が増えるよう、シビレも応援していきます!

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