【イベントレポート】シリコンバレー20年在住経験のゲストが語る「地元仙台での働き方と、シリコンバレーの最先端」

11月13日仙台で開催

Apple、Google、Facebook、Yahoo、インテルなどに代表されるソフトウェアやインターネット関連企業が多数生まれ、IT企業の一大拠点となっている米カリフォルニア州のシリコンバレー。世界中から起業家精神にあふれた優秀な人材が集まり、日々新しい価値やテクノロジー、ビジネスが生まれています。
そんなシリコンバレーに20年間住み、様々なビジネスを経験してきた宮城出身の女性、スマンスキー順子さんをゲストに呼び、生い立ちから渡米にいたるまで、アメリカでの生活、帰国後の働き方などについて伺いました。

ゲストは、株式会社ワイヤードビーンズ 人事・インターナショナルリレーションズ マネージャー スマンスキー順子さん

環境がどうであろうと、誰がなんと言おうと、私たちの選択次第

順子さんの経歴は、逆境から始まります。

「大学に行くな」という親の反対の中、学費を稼ぐため国家公務員として検察庁で働きながら夜学に通うことにした順子さん。検察庁でのお仕事はドラマのシーンさながらの現場で、会場は順子さんのお話に一気に引き込まれました。

大学を卒業し、仕事も順調なあるとき、友達の誘いでニューヨークへ旅行に。広くて迷路のようなメトロポリタン美術館で道を教えてもらうなど、親切にしてもらうのに何も返せないことに、もどかしさを感じたといいます。その思いをバネに帰国後英語を猛勉強。仕事を辞め、3ヶ月語学学校へ行くことにしました。

この時、またもや親の反対にあいます。

そのことについて順子さんはこういいます。
「親は自分のことを思って言ってくれているのは確か。だけど、それが正しいとは限らないから、一つの意見として聞いていました。「あの時親にこう言われたから…」なんて言うべきじゃない。結局その意見を聞いたのは、それを選んだのはあなた自身なんだから。自分の選択に責任を持つべき。アメリカで親の言うことはDream Killerって言うのよ。」

順子さんの行動指針、YOLO(You Only Live Once)

YOLO(You Only Live Once)とは、「一度きりの人生、後悔しないように生きよう!」という言葉です。

順子さんが日本での仕事を辞め、3ヶ月の語学学校へ行くと決心した動機は、「YOLO」でした。順子さんはこう考えたといいます。「『あの時行けばよかった』と思っても遅い。誰かのせいにするかもしれない。あとで後悔しないように、今行動するしかない」と。

語学学校終了後、現地での仕事を始めます。電話とりから部長クラスまで昇進、ヘッドハンティングを受け、様々な仕事を経験していきました。給料も順調に上がっていき、充実した生活を送っていた矢先。2011年3月11日、その時はやってきました。シリコンバレーで東日本大震災の報道を目にした時から、その映像が頭から離れず、不安が渦巻く日々。顔色が悪く同僚にも心配されるほどだったといいます。そんな時、宮城に戻ることを後押ししたのは、やはり「YOLO」でした。

成功の鍵は、前向きな気持ちと姿勢から

現在は仙台で働く順子さん。自分が働いた成果が地元に還元されていると実感できることが嬉しく、やりがいに繋がるといいます。
そんな順子さんが仕事を充実させる秘訣は、仙台でもシリコンバレーでも変わらないそうです。

それは、人種や年齢、役職関係なく話しかけ、いつも笑顔で胸を張ること。自分の意見ははっきり伝えること。

「日本には恥の文化があります。『失敗が恥ずかしい』『英語力が完璧になってから話そう』と考え、口を閉ざしてしまう人があまりに多い。でも、引いてしまうと埋もれて、負けます。だから、もっとガンガン前に進むことが大事!」(順子さん)

順子さんの数々の核心を突いた言葉は、エネルギッシュで気さくな人柄と相まって、心に響くものでした。

参加者は、高等専門学校生から大学院博士課程まで、多種多様な専攻の方々にお集まりいただきました。イベントは順子さんのエピソードを中心に、参加者それぞれがざっくばらんに質問や感想を述べるフリートーク形式で和やかに進められました。

参加者の皆さん、そしてゲストの順子さん、どうもありがとうございました!

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