インタビュー

“ユニークな会社”だけではない、「面白法人カヤック」のもうひとつの顔

株式会社カヤック

ユニークな勤務制度で知られる面白法人カヤック。さぞやオフィスの雰囲気もにぎやかなのでは……と思われがちですが、実は拍子抜けするほど「普通」で「真面目」な雰囲気です。そんな中で働く山田真次は、仕事と地元でのコミュニティ活動のバランスを取りながら、やっぱり「真面目」に技術を追求しています。
※本記事はPR Tableで掲載された内容を一部修正・転載したものです

意外! 「普通」なカヤックの職場と働く人々

「サイコロ給」をはじめとするユニークな勤務制度で知られる面白法人カヤック。突き抜けた取り組みが耳目を集めているだけに、さぞやオフィスの空気もイケイケなのでは……と訪ねてみると、あまりの「普通」ぶりに拍子抜けするかもしれません。

なぜならフロアを埋める社員たちは、もくもくとコーディングを行い、時にフリースペースで熱く議論を交わし……と、いたって真面目にシゴトをしているからです。

ゲームやWebコンテンツの製作、開発をメイン業務とする私たちカヤックのもとには、エンジニアやデザイナーを中心に、「面白さ」を「真面目」に追求する社員が集まっています。

誤解されがちですが、「面白い」と「ちゃらい」とは根本的に違います。カヤックでは皆がプロフェッショナルとして業務に向き合いつつ、イベントなど盛り上がるべき時には全力で面白がるという具合に、メリハリを持って仕事に取り組んでいるのです。

従業員の9割が、エンジニアやデザイナーなどもの作りに携わるクリエイター(2017年現在)。転職組も多いのですが、ユニークなのはその採用方法です。その一つが『ぜんいん人事部』。「この人は面白い!」「こんな人と一緒に働きたい」と思える人を、全社員が人事部「として声をかけながら仲間を増やしてきました。だから、カヤック全社員の名刺には「人事部」という肩書きが入っているのです。

「運命に近いものを感じた」カヤックへの転職

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技術部の山田真次

そんな仲間のひとりが技術部の山田真次です。大学卒業後「エンジニアで生きていきたい」とシステムインテグレータに就職した山田は、長年にわたって組み込み開発に従事してきました。

しかし、自分の成長、貢献度、エンジニアとしての伸びしろ、待遇など、さまざまな観点で考えることが増えてきたことから、転職を決意。そんなときに耳にしたのが「カヤック」の名前でした。

山田「“面白法人”というところで仕事をするのだから、絶対に面白いんじゃないか。そう思ったんです」

「もし落ちたら一度冷静になって考えよう」という決意でカヤック一本に絞って転職活動をしたところ、奇をてらわない、素直で誠実なところを評価されてか、トントン拍子に話が決まり採用に至りました。それが2012年のことです。

ごりごりCを書く世界からWebという全く違う世界への転職でしたが、山田は、「内定をもらった時は運命に近いものを感じました」と振り返ります。

山田 「Webをやりたいと思って入ったわけではありませんが、入ってみてWebって面白いということに気付きました。Webという技術自体レイヤがとても広い上に、やっている人たちも面白いからです。中にはISUCON優勝三回の経歴を持つ、藤原俊一郎のように、話を聞いているだけで本当に面白くてスゴい人もいます」

入社後は社内システム担当として、クラウドからグループウェア、セキュリティ、果てはコールセンター的なサポート業務に至るまで幅広い分野をカバーすることになった山田。極力「属人化」せずに済むような仕組み作りに力を入れ、「全社員相手のサービス業」を担ってきました。

転居先の茅ヶ崎でコミュニティ活動を立ち上げ、広げるつながり

茅ヶ崎の海

茅ヶ崎の海

大阪生まれ、大阪育ちの山田ですが、カヤックの本拠地は鎌倉です。そこで転職と同時に転居することになりました。ちょうど奥さんのお腹に二人目の子どもがいる時期でしたが、「チャンスをもらったからにはやらなくてはと、いさぎよく決断できた」と振り返ります。

子育てなどの環境面も検討して決めた茅ヶ崎が、これまた「運命」の住処になりました。

山田 「都会過ぎず、田舎過ぎず、家から30分も歩けば海がある。週末にはふらっと歩けば『湘南』の雰囲気を感じながら気分転換できるなんて、心にも体にも優しい環境だなと思います」

ここに腰を据えたのを機に茅ヶ崎・湘南地域を盛り上げようと、2016年には「Chigasaki-Guild.NET」というコミュニティを立ち上げました。エンジニアに限らず、デザイナーやクリエイターなども含め、楽しいことに取り組む人々のつながりを提供する場です。また、Google Cloud Platform User Group 湘南支部(GCPUG Shonan)にも参加し、さまざまなつながりを広げて地域活性化に取り組んでいます。

山田 「いきなりコミュニティを作るのって難しい話です。最初に、何かやりたいねって考えている互いに信頼のおける人たちが集まり、SNSやメディアなどを通じてアピールすることで、『あ、なんだか楽しそうだな』と賛同してくれる人たちがさらに集まって、場が出来上がっていくと思います」

もちろん、仕事とのバランスは欠かしません。「仕事にしても、コミュニティやプライベートにしても、どちらかに偏りすぎてはもちません。何事もバランスです」と、24時間をうまく使いこなし、両方を楽しんでいます。

常に高みを目指す職場で「もっとすごいエンジニアになりたい」

山田 「この会社に来てからというもの、だいたい毎日楽しいんですよ。嫌なことがほとんどない」

山田 「この会社に来てからというもの、だいたい毎日楽しいんですよ。嫌なことがほとんどない」

といいつつ正直なところ、ひとりで抱え込みすぎ、SOSの声すら上げられなかったときもありました。彼はその経験を生かして、「誰かがしんどそうだなと思ったときに、声をかけられるようになりたい」と考えています。

山田 「約2,000に上るSlackの社内チャンネルの中から重要なものを眺めて、困っている人、詰まっている人がいればそれとなく『こんな知見があるよ』と伝えてトラブルを防ぐようにしていました。また社内を横断的に見るITインフラ担当という立場を生かして、事業部間の壁を超えて情報の橋渡しをしたり、横のつながりを作り、みんなが仕事をしやすい環境を整えてきたと自負しています」

実は2017年9月、長らく担当していたITインフラ担当から、希望していたWeb開発エンジニアの部署に異動となり、念願かなったばかりです。早朝に出社して技術書を読んだり、手を動かしたりして学んだWeb開発の世界は範囲が広く、山田の知的好奇心が刺激される分野です。

山田 「まだまだエンジニアとしては足りないと思ってます。もっと成長してすごいエンジニアになりたいです」

カヤックという会社は、そんな成長を後押ししてくれる場でもあります。有志チームが「ISUCON」に参加したり、社内で勉強会を開催したり、時には「旅する勉強会」として都内でイベントを開催するなど、さまざまな情報収集やスキルアップの場を設けているからです。

将来的には、本社を鎌倉に移転する予定ですが、そこでも地元に根ざしたコミュニティ「カマコン」を中心に地域活動を盛り上げていく計画です。

山田 「スキルの高い人が多く、常に向上心を持ってやっていかないとこの職場では長くやっていけないんじゃないでしょうか。逆に表現するなら、常に高みを目指し続けられる職場であり、そうした意味での心地よさがここにあります」

これからもカヤックの面々は「真面目に」、面白いことを追求するために突き抜けた取り組みを続けていきます。

Text by PR Table