インタビュー記事

台湾、東京、そして沖縄へ。アジアを変えるクリエイティブを沖縄から生み出したい

琉球インタラクティブ株式会社 劉 敬瑄(リュウ ケイセン)さん

琉球インタラクティブは、沖縄発のインターネットベンチャー企業。マーケティング、クリエイティブ、テクノロジーの強みを活かしながら積極的に新規事業を創造し、幅広い分野で事業展開を行う勢いのある企業だ。
台湾で生まれ育ち、日本に留学して東京で働いていた劉 敬瑄(リュウ ケイセン)さんは、そんな同社に魅力を感じ、沖縄へOFF TOKYOしたひとり。知り合いがいるわけではない沖縄に住み、働くようになったのはどんな背景があったのか。

20代前半で東京は卒業!自分が挑戦できる環境を探してみた

――台湾から東京、そして今、沖縄で働くまでの経緯を教えてください。

私は台湾で生まれ育ちました。台湾にいたときから、日本は常に意識していました。日本はモノづくりの技術やデザイン力などがアジアの中でも強いので、そんな先端の地で学びたい。そう思い東京に留学することに決め、1年間勉強してデザイン専門学校に入学しました。
そして専門学校を卒業した後も東京に残り、都内の制作会社でホームページ制作とシステム開発を行うディレクター兼デザイナーになりました。

日本での仕事は、台湾でイメージしていた通りでした。みんなすごく真面目で、世界中の優秀な人が集まっている。がむしゃらに働くなかで、気がつくと学生のころからあわせて5年が経っていました。

ディレクター兼デザイナーとして、幅広いスキルは身に着いてきていましたが、兼業ではどちらも中途半端な気もしていました。一度立ち止まって今後のキャリアを考えたときに、デザイナーとして一流になろうと決めました。

転職しようと悩み始めたときに、これまでの人生の流れのままに東京にいるのか、それとももっと違うナニカを求めて違う場所に移るのか。いま、自分は何を求めているのだろう。自問自答する中で、「いろんなことに挑戦したい。挑戦したら何が得られるのかを知りたい」そう考えるようになりました。

20代前半を過ごした東京では、何かを残したいと強く思っていましたが、後半に差し掛かった今、東京を出て、新しい挑戦をしてみようと思うようになりました。

“どこで、どんな挑戦をしよう?”

気軽な気持ちで、ネットで「沖縄移住」というキーワードで検索をしてみました。すると、検索結果のなかに、琉球インタラクティブの開放感のあるオシャレなオフィスの画像が出てきました。

こんな会社があるんだという発見とともに、自分でしているデザインの仕事が続けられそうだと感じました。

沖縄に友人はいないけれど、ここで働くのはいいかも、と思いを馳せました。

ryu2

南国に身を置き、新しいアイデアが生まれるように

――そしていま、琉球インタラクティブではどんな仕事をしていますか?

制作本部でクリエイターをしています。主に県内の大手企業のWebサイトを担当しています。企業のページやサービスをより良く見せるために、設計から商品やサービスのイメージに沿って、レイアウトやカラーイメージなどをつくりあげ、UIの改良にも取り組みます。

ryu6

琉球インタラクティブの社風はとても肌に合います。優秀な人たちが集まり、デザインに対して学ぶ意欲が大きくなり、アウトプットもより強まったと感じます。メンバーとの距離感が近いのも魅力的です。東京の人は、みんな忙しいです。電車に間に合うかとか、人と人とのコミュニケーションが時間に追われている感じがします。

南の国だからか(?)ゆっくり話せて、それがデザインへの追及につながると感じています。

私は沖縄に来てみて、沖縄が、そして海が好きだと改めて感じました。海が近く、ダイビングやサーフィンが身近にあります。東京と全然違う環境に身を置くと、東京とは違う、南国ならではのアイデアが生まれ、まったく異なるデザインが創造できるのではないかと感じ、ワクワクします。東京に負けない、新しいものを生み出していきたいです。

沖縄が大好きな仲間たち。国外の人にも沖縄をもっと知ってもらいたい

――沖縄だからこそできている働き方はありますか?

沖縄の人は、仕事の根本は「沖縄のため」というのがあるように感じます。本当に沖縄が好きで、インターネットやデザインの力でよくしていきたい。琉球インタラクティブの人たちは、特にそんな感じがすごくあります。

私自身も沖縄が大好きなので、沖縄のよりよいものを作っていきたいという思いがあります。沖縄のファンが集まるコミュニティメディアもやっているので、今住む沖縄という地元を盛り上げるところにも貢献していきたいと思うようになりました。

沖縄は南国でのんびりした印象はありますが、社風的には沖縄らしさは少なく、言いたいことは言い合い、伸ばし合う環境です。そういう意味では、働く姿勢がゆったりしたことはまったくなく、東京と同じように緊張感をもってアウトプットはしていると感じます。

――沖縄という土地で、プライベートはどんなふうに過ごすようになりましたか?

実は、移住してまだ半年しか経っていないんです。なので沖縄で一番楽しい夏はまだ体感していませんが、冬は過ごしやすいと感じました。

海沿いのランニング、カフェやお店の雰囲気が良く海外にいるような感じが新鮮、テラスに座ってゆっくりコーヒーを飲む…リゾート感のある雰囲気で過ごしやすさは抜群ですね。

ryu1

 

――沖縄で働きたい人に伝えたいことは?

東京には東京の良さがあり、沖縄にも沖縄の良さがあります。沖縄に住みたいと決意したら、行動してみることが大切だと思います。私が移住したら、東京の友だちから「沖縄に仕事はあるの?」と聞かれるようになったりしました。所得は東京水準と比べると低くなることもありますが、沖縄はストレスフリーなだけではなく独自の自然や文化の豊かで、クリエイターにとっては成長が実感できる理想的な環境です。一緒にサービスをつくりたいという方は、ぜひチャレンジしてほしいです。

少なくとも私は、沖縄に来て良かったと感じています。仕事も生活も、東京の雰囲気を越えて、のんびりした雰囲気の中で挑戦したいと思っています。自分がデザイナーなので、たくさんの人たちに、台湾の人たちに、デザインを通じて沖縄のことを知ってもらえるようにしていきたいです。

ryu3

エンジニアの東京にこだわらない働き方を支援 サービスに申し込む