インタビュー記事

鹿児島でリモートワークのスタンダードをつくり上げる!未経験から始めたエンジニアの軌跡

GMOペパボ株式会社の鹿児島オフィス立ち上げメンバー/池田昭仁さん

池田昭仁さん
鹿児島生まれ、鹿児島育ち。
鹿児島市内にあるシステム会社でSEとして働いていくうちに、「次のステージにいきたい」と思い、5月にGMOペパボへ入社。
それまでは自宅で祖父の介護をするなどしており、会社員としては4年目。
エンジニアになって県内の勉強会やコミュニティに参加するようになり、技術を習得する・極める面白さや奥深さに気づき、エンジニア道をまい進中。
鹿児島の新拠点を軌道に載せるため、県内外での情報発信も欠かせない。

国内最大(※)のハンドメイドマーケット「minne」やレンタルサーバー「ロリポップ!」、ネットショップ開業・作成サービス「カラーミーショップ」など、一般知名度の高いサービスを次々と生み出しているGMOペパボ株式会社は、東京・渋谷に本社を構えながらも、エンジニアの新たな地方拠点、また、最先端のテクノロジーをキーワードに人や企業をつなぐハブとして地域活性化と雇用機会の創出に貢献することを目指し、今年の2月、鹿児島県にオフィスを開設しました。
これまで各拠点は、事業部の縦割りで一部を担ってきていましたが、鹿児島拠点では横軸で各事業を見ていき、改善策を提示していく役割を担うとのこと。
鹿児島オフィスの立ち上げメンバーとしてジョインした池田さんと、採用担当の貝瀬さんに、これからの新しい働き方について聞いてみました。

※2018年11月発行 一般社団法人ホビー協会「ホビー白書2018年版」ハンドメイドマーケットサイト比較表(2018年6月末時点)

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同社が運営するminne

Q.GMOペパボは鹿児島オフィスがスタートして間もないですが、ここにジョインするまでを教えてください。

「学校を卒業後、自宅で祖父の介護などをしていました。介護が終わり、自分の経歴など武器がないなかで何をしようか?と考えたとき、もともとパソコンを触るのが好きだったので、エンジニアもいいかも?と思うようになりました。
プログラミングを独学していくうち、もっと知りたいという知的好奇心がどんどん沸いてきて、好きなことを仕事にしようと決めました。
鹿児島市内にあるシステム会社に入社しSEとして働いてきて、仕事の仕方や開発ノウハウなどを知ったのち、次のステージにいきたいと思ったときにGMOペパボの鹿児島オフィスがオープンすることを知りました。
2月にオフィスが開設し、私は5月に入社しました」(池田さん)

東京と同給与で働く。「どこでも変わらず働ける」ことを証明する

Q.池田さんの役割を教えてください

「Webアプリケーションエンジニアとして採用されているので、業務内容としては当社が運用するWebサービスまわりを見てもらっています。
当社は東京に本社、地方拠点として福岡にもオフィスがあるのですが、東京はEC事業、福岡はホスティング事業と、拠点ごとに事業部制で役割を担っています。新設した鹿児島オフィスには事業部という縦割りではなく、全社のサービスを横断的に見ながら、いろいろな改善の提案をしてもらいます。
今はまだ3人という小さな組織なので、ひとりの発言が大きな影響力をもつ、楽しい時期なのではないかと思います」(貝瀬さん)

「いわば、与えられた開発仕事をこなすのではなく、鹿児島オフィスに在籍する以上、自分発信でコミットすることが求められていると感じています。
事業部から仕事をもらうのではなく、自分たちから存在感を示していくことが必要かな、と。
鹿児島という離れた場所であっても、他の拠点と同程度、それ以上のクオリティのものが出せないといけないなと思っています」(池田さん)

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Q.どんな場所でも、同じレベルで働く環境があるのですね

「給与のベースが決まっているので、“地方給与”のような傾斜のつけ方はしていません。東京のメンバーと技術力が同じであれば給与は一緒です。
たとえば、場所を選ばず働きたいという理由でフリーランスを選ぶ方もいますが、会社に所属しながら好きな場所で働くことも選べるようにしたいです」(貝瀬さん)

「エンジニアとしての仕事が鹿児島にない、という人もいたけどそれはもう解消されています。先の話でもありましたが、当社の鹿児島オフィスはまだ3人。でも、全国規模で大きなサービスをもっていて、いろいろなものに携わることができます。
そしてエンジニアリングだけじゃなく、鹿児島をよくしていく、地元になにか貢献する動きも賞賛されるので、どんどん外にでていきながら、知識や経験を吸収し、アウトプットできるようになっていきたいです。」(池田さん)

Q.鹿児島の良さを教えてください

「個人的な話になりますが、鹿児島は自分にとってちょうどいいと感じています。地元なので知り合いや親が近くにいる、安心して暮らせる環境です。
首都圏で暮らしたこともありますが、今やモノでも情報でも、ネットでなんでも買える時代にあえてゴミゴミしたところに身を置く必要もないかな、と。

鹿児島の魅力は、「桜島」「西郷さん」など、わかりやすい象徴的な存在がいくつもあることです。
また、黒豚・黒牛・鶏肉や海産品も絶品で焼酎文化でお酒もうまい。暮らしの基盤になる「食」が充実しているところは大きな魅力だと思います。

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絶品!鹿児島グルメ

さらに、鹿児島でエンジニアとして働くメリットは2つあるかな、と。
1つ目は、エンジニアの絶対数が少ないので目立ちやすいこと。
精力的に活動すれば、鹿児島で有名な人になれる可能性があります。
2つ目は、エンジニアコミュニティがいくつかあり、刺激し合う環境があること。
都会では成熟したコミュニティもたくさんあると思いますが、できあがりすぎていないコミュニティだからこそプレゼンスを発揮することができます」(池田さん)

レベルを上げることができるのは、もはや東京ではないのかも

Q.コミュニティの話をもう少し詳しく教えてください

「そもそも私は未経験から独学でエンジニアになったのですが、あるとき地元で行われている『もくもく会』に参加してみて、コミュニティの大切さを身をもって体感しました。
『もくもく会』とは、エンジニアがひとつの場所に集まって、それぞれが“もくもくと”作業するもので、好きなことをやっていい、成果物を発表しなくてもいい、というゆるい雰囲気の会です。
開発について貪欲に学んでいく熱意ある人たちに囲まれ、とても刺激を受けました。初めて参加したその日に、これから毎日勉強して、きちんとアウトプットしていこうと決めました。
1年という期間を決めてやってみたら、スキルも自信もついてきました。
コミュニティは、本当に大切です。ここでの経験が自走するスキルにつながり、今の会社でモチベーションを高く持ちながら働くきっかけにもなりました。
恩返しという意味も込め、鹿児島という地域を開発の分野で底上げできるよう、小さなことから始めていきたいです」(池田さん)

Q.刺激を与えあえる仲間がいれば、東京にこだわる必要もない、と?

「他のエンジニアの方にはネットのなかだけでなく実際に会って刺激をもらうこともあります。何より、自分で学ぶと決めて実践することが、エンジニアには何より必要なことだと思います。
今度『もくもく会』をGMOペパボのコミュニティスペースでも実施する予定で、エンジニア向けのイベントを積極的にやっていく予定です。
満員電車での通勤という文化もないので、空いた時間は自宅で勉強に充てたり、気晴らしに飲みにいったり、友人と遊んだりと、学びの時間とリフレッシュの時間を都会より多くもてるかな、とも思います」(池田さん)

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仲間たちと、同社がスポンサーをしている「鹿児島ユナイテッドFC」の試合を観戦!

Q.鹿児島オフィスはこれからどうなっていきますか?

「開発拠点として自走できる組織にしていきます。そのためにメンバーひとりひとりがエンジニアとしてスキルを上げ、そして地域と関わり、鹿児島を盛り上げていくことを期待します。
”地方拠点で言われた開発だけをするエンジニアではない”ことを意識し、地方ならではの発想や企画をどんどんアウトプットしていってほしいです」(貝瀬さん)

Q.これからの個人の目標を教えてください

「とにかく、プレゼンスを上げていきたいです。アウトプットをたくさんしていき、”鹿児島に池田さんって人がいるよね”という状態をつくりたい。
自分を追い込んで、うだうだ考えずにとにかくやってみて、新しい世界を見たいです。
そして学びとアウトプットを継続していくことで「個人のエンジニアとして、自分の領域をもつ」ようになります。
自分の専門性をどうやっていくか、発見する。一歩踏み込んでやってみる。そういったことをテーマに、ここ鹿児島で、がんばっていきたいです」(池田さん)

池田さん、貝瀬さん、ありがとうございました!
GMOペパボは、場所にとらわれずにエンジニアとしてのキャリアを身につける土壌があると感じました。自分たちでスキルを磨き、鹿児島というエリアも盛り上げていこうという強い熱意も感じました!
組織に所属しながら、自由に働ける。エンジニアの最先端の働き方の形が出来上がっていっているようです。

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